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体内受精と体外受精

 
通常の性行為によって妊娠することが難しい場合は、人工授精の方法をとることもあります。この人工授精には体内受精と体外受精の2つの方法があります。体内受精は、まず女性の体内にではなく、体外に精子を放出します。その中から特に元気で勢いのある精子を抽出し、スポイトのような器具を使って女性の子宮内に直接注入します。痛みはさほどないようで、「腕に予防注射などをされた程度の痛み」だそうです。この治療にかかる費用は数万円で、妊娠の確率は10パーセントほどだといわれています。そのため1度や2度ですぐに妊娠しないこともあり、しばらく試してみて妊娠の兆候がなければ、他の方法に変更することも考えたほうがいいでしょう。

体外受精の方法


この体内受精に対して体外受精は、体内での受精が困難であると考えられる場合に行なわれます。困難と判断される理由としては、女性側の卵管が閉塞している、子宮内膜症があるため妊娠が難しいなど、何らかの問題がある場合や、男性側の精子に力や勢いがないなどの問題がある場合、あるいは免疫系の問題、長らくタイミング療法を試みても効果がみられない、さらには原因がわからないが不妊の状態が続いているといったものです。

体外受精の方法ですが、まず、ホルモン剤や排卵誘発剤などを使って排卵を促進します。次に、採卵を行ないます。拡大した卵胞の中から卵子を吸引して採取します。採取した卵子を培養液の中で精子と混ぜ合わせて受精させます。受精して受精卵となったものを女性の子宮内に移植します。移植する受精卵は2個または3個以内とされています。さらに移植を行なった後に、着床を補助する意味合いで黄体ホルモン剤を投与します。これが一般的な体外受精の方法ですが、精子に元気がなく受精能力が弱いと判断される場合などは、卵細胞の中に精子の力ではなく、人工的に侵入させて受精させる方法もとられることがあります。この体外受精は保険適応外の治療となるため、費用は全額自己負担となり、30万円から50万円はかかるといわれています。
 

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