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タイミング療法

 
不妊治療のひとつに「タイミング療法」とよばれるものがあります。この治療法は、不妊治療の中で最も基本的なもので、基礎体温表を使って排卵の周期をデータ化し、排卵の時期を予測したうえで、その時期に合わせて性行為をすることで妊娠につなげるといったものです。薬を服用することもなく、きわめて自然に妊娠に至らせる方法であり、不妊だと思われていた場合であっても、排卵のタイミングに合わせて射精を行なうことで、妊娠に成功するケースも多くあります。排卵の時期を予測するためには、基礎体温表の他にLHチェッカーという尿検査キットを使うこともあります。これによってさらに正確に排卵時期を予測でき、この予測された日の前後1日ずつを含めた3日間に性行為をして精子を受け入れることで妊娠の可能性が高まります。さらに、このタイミング療法に加えて、投薬を行なって受精を誘発させる方法もとられることがあります。ホルモンの内分泌的な原因が考えられる場合などは、経口排卵誘発剤を服用することで、排卵を誘発したうえで受精のタイミングを合わせて、妊娠の可能性を高めることになります。

このタイミング療法は最も基本的であるうえ、最も妊娠の確率が高まる治療法です。ただし、すぐに効果が上がらないこともあり、1年ほどこの治療法を続けても妊娠に至らない場合に別の治療法に切り替えることが多いようです。ただ、不妊症ではない夫婦であっても、妊娠する確率はけっして高いものではありません。排卵のタイミングが合わなければ妊娠には至りません。

このタイミング療法は、投薬などをしないため治療費がさほど高くなりません。また、タイミングを合わせて自然に妊娠する形ですので、女性の体への負担が小さく、流産や異常分娩の確率が低いものになるかと思われます。ただ、妊娠までに1年ほどの時間がかかることもあるため、女性の側が出産する年齢としては高齢であるなどで、できるだけ早く妊娠する必要がある場合を除いては、最良の不妊治療法ではないかと思われます。
 

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